目先の小さな損を嫌がって大きな損をする…
『一文惜しみの百失知らず』なんてことわざもあるように、
目先の小さな出費を嫌がり、
後で大きな損をする愚行を皆様は行ってませんか?
今日は退去後の改修工事のお話しです。
最近では少なくなりましたが、
退去後の傷んだ部屋の状態で募集活動を行い、
入居者が決まるまで改装・ハウスクリーニングをしない物件。。。
意外とまだまだ多いです。
入居者が決まっていないので、改装費を持ち出さないといけない、
空室期間が長くなると再度ハウスクリーニングが必要になるかも。。。
なんて理由で施工しない方は要注意です。
今、意識の高いオーナー様はどれだけ早く綺麗に出来るかに注力しています。
何故なのか!?
早く改装をして、早く成約する方が損が少ないからです。
入居希望者の目線
入居希望者様は仲介業者から紹介されたか、
インターネットで間取りや写真などを見てワクワクしながら、
部屋を内覧しに行きます。
新しい新生活に胸を躍らせ、
間取りや立地や条件面を見て、
『ここは理想的だ!!』
『ここ良いんじゃないか!!』
ぐらいの気持ちです。
そして実際に部屋を見に行くと、
キッチンはギトギトでお風呂には湯垢…
壁紙は黄ばんでおり、前の入居者の生活臭が…
どう感じるでしょう?
不動産業者からは決まったら改装が入ると言われますが、
残念ながら入居希望者は、
リフォーム後にどれだけ綺麗になるのかイメージ出来ません…
家主様は不動産経営をしているので、知っていますが、
入居希望者様は「こんな汚い部屋が綺麗になるはずがない」
そのぐらい思ってしまいます。
それだけではなく、
負のオーラと言いますか、よどんだ空気を感じます。
ワクワクの新生活をここでと言う気持ちは消えてなくなります。
条件はばっちりだったのに、汚い部屋を見せたばかりに契約にならず…
こんな事は日常茶飯事です。
どうせ支払う予定だった改装費用を、
契約者が決まってから…
空室が長くなると無駄になるから…
小さな損を恐れて、契約のチャンスを逃し、
結果、数ヶ月空室で数十万円と損をする。
そんな事は避けたいですよね。
改装に時間がかかる時
時期などによっては、
どうしても改装に時間がかかる時もあるでしょう。
そんな時は、改装内容がわかるものを空室に置いておきましょう!
「クロスは全面張替えです。」
「床はこんな感じのものを貼ります。」
「破れた網戸は張り替えます。」
案内に来てくれた仲介業者が説明しやすいように、
見に来てくれた入居希望者様が失望しないようにです。
また綺麗になっている別の部屋を見てもらえるなら、
是非見て頂きましょう。
綺麗になる、綺麗になった部屋を見る事で安心する事もあります。
最後に
細かい事ですが、
空室が埋まらない理由は多岐にわたります。
小さな事の積み重ねが満室に繋がります。