賃貸の更新と引っ越しどっちが安いのか!?
賃貸の更新の案内が届いたが、結構いいお金が必要だ!
なら、いっそのこと引っ越しをとお考えの方も多いと思います。
実際にどっちは安いのか?
今日はそんなお話しです。
▼更新時には結構お金が必要
京都では一般的に2年に1度契約の更新が行われ、
引き続き住み続ける場合必要になるのは『更新料』です。
これが中々痛い出費で、忘れた頃にやってきます…
賃貸の契約を更新して住み続けるのがお得なのか?
引越しをしてしまう方がお得なのか?
お住まいの物件や契約内容にもよりますが、簡単に試算してみましょう。
もう更新の案内が来ている方は、必要な金額が案内に記載されているハズです。
案内が来ていない方は次のを参考にしてみてください。
京都では一般的な更新時に必要なお金をまとめています。
例)家賃7万円の場合
①更新料1ヵ月・・・70,000円
まず家賃とは別に更新料が必要です。更新料が1ヵ月の場合70,000円、2ヵ月の場合140,000円が別途必要です。
②更新事務手数料・・・17,500円(税込)
契約更新をする管理会社へ支払う費用で、1.5万~家賃の30%ぐらいの管理会社が多いです。契約内容により異なりますので、契約書をご確認下さい。
③火災保険料・・・16,000円
契約開始時に加入した保険は2年契約である事がほとんどです。契約更新の際に火災保険の更新も必要になります。12,000~21,000円ぐらいのものが一般的かと。
④保証会社の保証料・・・10,000円
契約開始時に加入した保証会社の更新です。保証会社との契約内容によりますが更新のあるものは10,000円~月額総賃料の30%ぐらいまでのものが多いです。
⑤その他・・・16,500円
契約開始時に24時間入居サポートのような物へ加入している場合には2年毎の更新である事が多いです。
■合計130,000円
この13万円と別に毎月支払っている家賃が必要です。
更新月には合計で20万円の支払いが待っているという事です。
急な出費でビックリしそうですね…
※契約内容により異なりますので、契約書を確認しながら計算してみてください。
▼引っ越しも結構お金がかかる
昔から引っ越し貧乏なんて言葉があるぐらい、引っ越しもお金がかかります。
もちろん敷金礼金なしの物件を選ぶなど、工夫次第では費用を抑える事が可能です。
ただ、不動産には相場が結構キッチリあります。
安い物には安い理由があるので、注意は必要です。
同クラスの7万円の賃料の物件を契約した際の試算が次になります。
例)家賃7万円・礼金1ヵ月・敷金1ヵ月
①前家賃・・・70,000円
家賃は先払いですので、契約時に支払います。
②敷金・・・70,000円
預けるお金で綺麗に住めば返ってきます。
③礼金・・・70,000円
なしの物件もありますが、家賃7万円の1Kで想定した場合、
ほとんどに1ヵ月~2ヵ月程度の礼金はあると思いますので、入れておきます。
④仲介手数料・・・38,500円
契約時に仲介会社へ支払う手数料です。1ヵ月の会社もありますが、半月が多いので今回は半月で入れてます。
⑤保証会社保証料・・・35,000円
どこの保証会社かにより保証料は異なりますが、総賃料の30%~100%が多いです。今回は50%で入れてます。
⑥火災保険・・・16,000円
更新の場合と同等のものとして計算します。
⑦入居サポート・・・16,500円
更新の場合と同等のものとして計算します。
⑧その他・・・30,000円
選ぶ物件により異なりますが、抗菌除菌費用やハウスクリーニング代・鍵交換費用など別途必要なケースが多いので30,000円としてます。
■合計206,000円
この20.6万円の中には前家賃7万円と退去時に返却のある7万円が含まれておりません。
更新時の合計13万円にも翌月家賃は入れていないので、
20.6万-13万=7.6万円
7.6万円引っ越しをするほうが高いと言えると思います。
ただ準備しないといけない金額でいうともう少し差が出ます。
更新時には更新料と賃料で20万円。
引越しの場合は、前家賃と敷金を入れると34.6万円。
その他にも、引っ越しの場合には引越屋への費用や、
カーテンなど引っ越しで買い替えが必要なものを買う費用。
お金だけでなく、役所等への届け出など時間も多く必要とします。
▼金額で考えると引っ越しをしない事が経済的
今のお住まいに不満が無いのであれば、引っ越しをしない方が安い事が多いです。
ただ、今の住まいに不満があったり、引っ越しをする事で通勤時間が短縮出来たり、
今の生活より充実した生活が出来る環境が手に入るのでれば、
更新のタイミングは引っ越しへの良いきっかけでもあります。